■2006/6/24入荷個体 <入荷状況> インボイス名: ホエールエレファント 詳細産地: 問い合わせ中です。 入荷数: 10匹 <データ>----------------------- 平均全長: 11cm 背鰭軟条数: 16 尻鰭軟条数: 26 背鰭・尻鰭基底部比: 0.76 -------------------------------- fig.1 群泳その1 fig.2 群泳その2 ■観察結果 尻鰭基底部の形状が直線的なものと湾曲しているものの2タイプいます。 観察していると湾曲しているタイプの方が攻撃的で、くるくると回りながら噛み合ったり、体をぶつけ合ったりする行動が見られます。 シェルターとしてウイロモスを水槽いっぱいにいれていますが、尻鰭基底部が直線的な個体はウイロモスを移動させると直ぐに隠れようとしますが、湾曲している方はテリトリー争いを始めますので湾曲しているタイプがオスではないかと推測できます。 fig.3 攻撃の様子 ■雌雄差 雌雄差のデータが乏しいの詳細は分かりませんが、今までに報告されている情報では、オスは尻ビレがメスと比較して丸みを帯び、その幅が厚いといわれています。 ヒレの厚みは水上に上げてみてノギスで測らない動き回るのでよくわからないのですが、ヒレが丸みを帯びるというのは今回の個体をみて尻ビレ基底部が丸みを帯びるということなのかな〜という気がします。 ■体高について 雌雄差で体高に差が有るような気がしましたので早速計ってみました。(分母が体高なので数字が小さいほど体長に比べて体高が高いことを示します。) ・体長/体高比: (オス)3.75 (メス)3.53 メスの方(尻鰭基底部が直線的な個体)が若干体高が高いことが分かりました。本種がヒポポタミルスであればほぼ成魚サイズですし、現地は雨季に入っているはずですので、もしかしたらメスは抱卵しているのかもしれませんね。 fig.4 オスと思われる知れビレ基底部が湾曲している個体(噛み傷が多い) fig.5 メスと思われる知れビレ基底部が直線的な個体(噛み傷が少ない) 以上、ホエールエレファントの雌雄差についての考察でした。 |
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